なんだかすっかり意気投合したAちゃんとあたし達。 本当はこれからコルドバに行くはずだったAちゃんも、 もう一泊して一緒にフラメンコに行くことになりました。 とりあえず街に戻るためにバス乗り場に向かうと、正面からなんだか見覚えのある人がっ! マドリッドの日本人宿であった女の子が手振っています! 結局ビセンテカルデロンで会えなくてそれきりだったのですが、 まさかこんなところで会えるとはっ! 聞いてみると、彼女も今夜フラメンコに行くとのこと。 そこでの再会を(今度こそ)誓ってあたし達は下界に! 一度ホテルに戻ったAちゃんと別れたあたし達は遅い昼食に向かいました。 アラブ人街に行くとおいしそうなカバブサンドの店があちこちにあったので、 そのうちの一軒でタージマハールというスゲー名前のサンドを購入。 この店の男の子はドラマ『シックスフィートアンダー』のフェデリコに似たかわゆい子で、 オマケに少し英語もできたので助かったわ~!カバブもうまかったよ~フェデリコ! 街のど真ん中にそびえ立つカテドラルなんぞにも行ってみたのですが、 入場料を取りやがるわりにはビミョーな教会です。 それでもまあせっかく来たことだし、周りの装飾でも拝むべく壁沿いを歩くと、 教会には必ずある賽銭箱がありました。 0.2ユーロとやたら具体的な数字の前には作り物のちっこいロウソクが…。 試しにLがお金を入れてみるとそのひとつにちゃんと電気がつきました。 そのまま壁沿いに歩くと近くにまた賽銭箱が…。今度は0.5ユーロです。 そして律義なことに作り物のロウソクも少し大きくなっています(笑)。 こうなると他の賽銭箱もすごく気になるじゃんか(←関西人)! これがまた期待通り賽銭箱の値段はどんどん上がり、ロウソクもどんどん大きく、 オマケにリアルになってきてもうあたし達は笑いをこらえるのに必死です(フトドキ者!)。 2ユーロになると結構立派なロウソクでした~! 試しにそこに0.2ユーロを入れてみると…つかねえ! いや当たり前っちゃ当たり前なんだけどさ~。やはり地獄の沙汰も金次第なのね~。 さて…飲ん兵衛のあたしが楽しみにしていた事の一つが、グラナダでのバル巡りでした。 『ホテルナバス』の裏に、限りなく広がるバル群で、シェリー酒をたらふく飲む!と言う、 おっさんのような夢を叶えるべくあたし、L、Aちゃんの三人は、7時に集合いたしました。しかし… 裏のバルったらまだ開いてねえ(驚)! ホテルで聞いたら開くのは8時くらいというので、 明日のバスの時間を調べに、情報センター(Reyes Catolicos 14 3F)に行く事に。 古いアパートの階段を上った部屋で、日本人の男性が一人でやってる案内所で、 よく見るとおびただしい数の猫が横たわっています。 猫スキーはキャハー☆なのでしょうが、動物が苦手なあたしはドキドキです。 この案内所を管理している方はどうやらフラメンコを愛する男のようで、 同じくフラメンコを愛する女Lちゃんの登場で軽くテンション上昇。 自慢のフラメンコギターの腕を披露してくれました。 気付けば後から男の子が一人入って来てたのですがすっかり後回しです。 まあ、やはり野郎一人といささかトウがたってるとは言え女三人じゃ勝負は見えてるわな。 それにしてもこの男の子、さっきホテルナバスのフロントであたし達が騒いでる時、 チェックインしようとして待ってた子ではあるまいか? いやはや何度も邪魔してスマン! その後あたし達はAちゃんが勧められたと言う、アラブ人街のバルに行くことに。 でもはっきりとした場所がわからなくてうろうろしてたら、 昼間カバブサンドを買ったフェデリコの店の前に出てきました! 確かあの子は英語も出来たはず! そして働き者でプリチーなフェデリコは、ちゃんと店にいてくれました。 愛してるよ~!フェデリコ! ところで…これはスペインどこでもそうなのかは知りませんが、 バルで飲み物を頼むとちょっとした食べ物が付いてきます。 茹でたエビだったりトルティージャだったり、 店によって色々で楽しいので、あたし達も一杯呑んで次々に店を変えて行きました。 オマケにどこの店も一杯1.5ユーロ!ビバスペイン! この後フラメンコが控えているので、四件しか回れなかったのですが、 それがなかったら延々と呑んだくれてたんだろうな~。 残念なような恐ろしいような…。 さて、遂に楽しみにしていた洞窟フラメンコです。 ホテルに送迎バスが迎えにきてくれたのですが、 ここでまたしても観光案内センターで会った男の子が参加していました。 グラナダに来た日本人は、みんな同じところに行くようになってんのね~。 フラメンコの前にアルバイシン地区というところに行き、 ライトアップされたアルハンブラを見せてくれました。 もうすんごいキレイで、次回来ることがあったら今度はナイターで!と心に決めたよ! 今回行ったお店は、ガイドブックにもよく掲載されている洞窟フラメンコの老舗『ロス・タラントス』。 店構えなんかは普通なんですが、中に入るとまさに洞窟のようです。 ウナギの寝床状の細くて狭くて天井が低いタブタオの壁沿いに席が並べてあり、 ほんとに目と鼻の先で踊ってくれます。 最初に若くて美人のお嬢さん、次にやや熟女ダンサーが迫力のある踊りを見せてくれました。 思わず隣に座ってるAちゃんに「スゴイね~!」と話しかけたのですが、 ・・・反応なし・・・?? チラリと横を見てみると・・・ Aちゃん爆睡です!! どひーーと思ったのですが、きっと疲れてたに違いない・・・と、そっとしておいたのに、 真正面に座っている八代亜紀風の歌い手さんが鬼の形相で 「お前の友達を起こせ!!」と言っています。 あわててAちゃんを揺り起こすあたし(←気が小さい)! そうこうしているうちに肝心の踊りの方もラストダンサーまで来ています。 まあこの人がプリマドンナなんだろうけど・・・はっきりいってうちのお母さんより年上じゃねえか?? よく言えば熟練の踊りを見ているうちに、やばい!あたしにもスイマーが! 隣を見るとAちゃんは再び沈没しています。 そしてふと反対側を見てみると、 ゲーーーッ!!Lも寝てやがる!! こ、ここであたしも寝てしまったら、亜紀に何言われるかわかんねーー! ほとんど気を失いそうになりながらもなんとか終了。 もう最後の方は何が何だかわかんなかったよ~! 後で聞いたところによるとLはバル巡りの段階ですっかり出来上がっていたのだそうです。 そうだった・・・この人はお酒は好きだが、ものすごく弱いんだったよ・・・。
by vivaorange
| 2008-03-16 23:25
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